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2006年3月22日 (水)

王ジャパンの決勝トーナメント進出を予言したタロット占い師

WBCで王監督率いる日本は見事キューバを下し、世界一に輝いた。日本のミスから始まった終盤のキューバの追い上げにはヒヤヒヤものだったが、それでもなんとか勝利を勝ち取ることができた。本当におめでとうと言いたい。
そんな王ジャパンだが、二次予選ではかなり苦しい戦いを強いられてきた。アメリカ戦でのミスジャッジによる敗戦、また韓国戦でも敗戦・・・1勝2敗でも決勝トーナメントに出場できたのは奇跡と言っても過言ではないだろう。
だが、それを見事予言したタロット占い師がいるのだ。
その人物の名は、林葉直子。
そう、女流棋士として活躍するも、スキャンダルで世間を騒がせ、そして引退していった元女流棋士の林葉直子だ。

女流棋士から転身!! 占い師の林葉直子 王「米国いける」

タロットでWBC日本代表占う

元女流棋士の林葉直子(38)が、タロット占い師として華麗な転身を遂げ、3日から
開幕するWBC日本代表ナインの運勢などをタロットで占った。
チームを率いる王貞治監督は背番号、生年月日とも試合期間中の勝負運は
最高潮で、「油断をしないで、王監督がバランスを考えて戦えば、決勝トーナメント
出場は確実!!」と断言。王ジャパンが”決戦の地”アメリカへ駒を進めるのは、
すでに運命で定められている?

「コンペイトーがいいかも」

中学3年で女流王将・女流名人になり、女流王将連続10期など輝かしいタイトルを
持つ林葉。中原誠永世十段との不倫騒動もあったが、現在は日本将棋連盟の
米永邦雄会長宅に内弟子に入ったころから始めたタロット占いに本腰をいれ、
占い師として活躍している。

今回は日本代表選手の背番号などを手掛かりに占った。「野球はずぶの素人」
という林葉は王貞治監督に注目。「夢を追いかけて生きる星のカード。調和を考え
ながら、星が星条旗の国(アメリカ)を目指すのがいいでしょう。星ということで、
コンペイトーなんか食べるといいかも」とした。

全体では「思ったほど調子はよくないかも」としつつも、それを補うのが王監督の
運で、「油断は禁物ですが、疲れている選手を監督が気づいてバランスを取れば、
アメリカにいける」とした。

中日スポーツ第18635号5版18面より(2006/3/2)

調べたところ、林葉直子は引退した後カレー屋を開店し、片手間としてタロット占いをするも、それが人気を博し、カレー屋を閉店、タロット占いを本業として生活しているようだ。
未確認情報だが、さらに各試合ごとの勝敗まで当てているらしい。
でも、予言が当たった、といっても決勝トーナメント出場でしょ?その程度なら半々で当たるし、各試合ごとの勝敗を当てたとしても、せいぜい2の6乗=64分の1(記事では決勝トーナメント進出=アメリカへ行くとなっているが、実際はそうではない。アメリカへ行くだけなら2の3乗=8分の1だ。)の確率で当てることが出来る。星の数ほどいる占い師の中でたまたま当たったのが林葉直子ってだけじゃないの?
また、外れたときの対策も抜かりがない。「王監督がバランスを考えて戦えば、決勝トーナメント 出場は確実!!」って、もし出場出来なかったら「バランスを欠いていましたね」とかいって終わりですか、そうですか。

しかしなんだ、林葉直子がこんな形で落ちぶれている華麗な転身を遂げているとは知らなかった。
また、氏は林葉直子の「お悩み晴らします」。 : 問題はタロット占いで解決!というサイトを開設している。
どうも目がいっちゃってると感じるのは私だけだろうか。

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